チワワのしつけで困っていることと言えば、噛み癖の悩みも上がるのではないでしょうか?
確かに小さいうちはよく噛むものです。しかし、その癖が抜けない、噛む力も強くなり痛いしこれからちょっと心配だという飼い主の方もいらっしゃると思います。噛み癖を放置してしまうと、血が出るまで噛まれた。
また散歩中などで他の人を傷つけた場合は実際にトラブルに発展しているケースもあります。いくら可愛いチワワであっても危ない噛み癖はなんとか直したいと飼い主のほとんどが思うと思います。
私の飼っているチワワも「まだ小さいし少し成長して落ち着けば噛まなくなるかな」とのんきに構えていましたが、あまりに元気で手や物などもよく噛んでいましたので、来客が来ても心配で触らせられませんでした。
- 直らなかったらどうしよう?
- 何かしつけのやり方があるのか?
- 噛まない方法はあるのか?
と結構悩んだ記憶があります。
なぜチワワが噛むのか、噛み癖のしつけを始める時期はあるのか?何かいい直し方はあるの?とお困りの方。今回はそんなチワワの噛み癖の悩みにお伝えしたいと思います。
噛み癖で悩んでいるときに原因を探そう
やはり成長時期によってどうしても噛むのは仕方ない場合もあります。
しかし、ただ歯がゆい場合もあります。
噛み癖で悩んでいるときに原因を探ってあげることは大切なことです。
まず【なぜ噛むのか】一例をご紹介します。
うちのチワワはやんちゃで、いろいろなものを口にいれておもちゃにしていました。子犬のときは、手を噛まれてもまだ赤ちゃんだしな・・と思っていました。さすがにコード類を噛もうとしていたときには、危ないのでコードカバーを買いましたが・・。
チワワの噛み癖のしつけを後回しすると・・?
特に子犬のチワワを飼っている方、甘噛みを放置していませんか?
先ほど原因をお伝えしましたが、子犬の時はどうしてもガブガブと噛んでしまうと思います。飼い主の手を噛んでいるときも私のように「赤ちゃんだからしょうがない」と甘やかしてはないでしょうか?
しかし、甘噛みが癖となってしまい大人になっても直らず、ケガをさせてしまうケースもありますので、子犬の時期から噛むことに対してしつけを行うことを私はおすすめします。
では、いつからしつけを始めたらいいのかというと【チワワを迎えたときから】です。
もちろんまずは環境に慣れてもらうことが大切ですし、他にトイレなどしつけが優先になることもあると思いますが、チワワを迎える時が2か月前後の子犬だとしても、その時期は見たもの体験したものなどいろいろなことを吸収します。
早く教えた方が覚えがいいので噛み癖のしつけを始めていきましょう!
しかし、生え変わりが落ち着くまでは噛み癖が続く場合が多いです。大切なことは、歯の生え変わりが済む~7か月ぐらいを目安に噛んでいいものと噛んではいけないものを教えるということです。
今では苦労したことも懐かしい記憶となっていますが、家に来た時から少しずつしつけを始めれば良かったなと思っています。
困ったチワワの噛み癖!直し方のポイント
では実際にどうやって噛み癖を直していけばいいのか?そこが気になるところですよね。
「小さい頃の噛み癖はどうするの?」
またなかなか直らず、血がにじむまで噛むようになってしまった場合、「危ないし、力や服従させて教えた方がいいのかな?」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
体罰のような形で教えることはチワワとの信頼関係を崩してしまう可能性が大きいです。
チワワにとっても、叩くなどの方法ではなく前向きな方法で教えてもらったほうが嬉しいですよね。
直し方のコツをお伝えしますので、チワワを観察し出来そうな方法を試して下さい。
遊びの時は噛んでもいいグッツを用意する
噛むことは犬にとって立派な遊びでストレス解消になります。
特に歯がゆい場合は噛まないと教えてもなかなか難しいと思います。
そんな時は
- 噛んでもいいおもちゃ、おやつをあげる。
- 噛まれたくないものは極力しまう
といった対策を取りましょう。
間違って引きちぎって飲み込むことのないよう、安全性を考えて犬用のおもちゃを用意して下さい。
だた、注意したいのはおもちゃの与えっぱなしはよくないとされています。与えたおもちゃが大切でお気に入りになった場合、なぜ取るのだと反抗の意味も込めて噛みつく、執着から吠えるといったことも起こるようです。
- おもちゃはしまう。
- 遊びは飼い主のタイミングで初めて、終わらせる
ということも意識してください。
チワワが手を噛んだときの反応に気を付けて
高い声を出す、手を大きく動かすなど遊びと勘違いするようなオーバーリアクションは逆にチワワが喜んでしまう可能性があります。
また、構って欲しくて噛む場合に飼い主が反応してしまうとそれも癖になりやすいです。
- 「痛い!」「ダメ!」と短い言葉でいう
- 噛んだら遊びを中断する、その場所から離れる
- 噛んではいけないものを噛んだら黙って取り上げる
- 要求を訴えて噛むときは無視をする
特に手をおもちゃだと思い、遊びで興奮しやすい子犬には十分な反応だと思います。
噛んだことで大好きな遊びが出来ない、飼い主も構ってくれなくなると覚えてもらうことが大切です。
ほめる、おやつを取り入れる
チワワにとってほめられることは嬉しいです。
噛まない瞬間があったらほめる、噛んでいるものを離すといいことがあると覚えてもらう方法です。
- 甘噛みをした時は何も言わず反応しないようにして、手を離したらほめる
- 噛みそうになったとき「痛い」と言って、一瞬でも噛むのをためらったらほめる
- 人の手はご飯を食べるものと認識してもらうため、人の手でご飯をあげる
などチワワをよく観察して、ほめる場合は出来たそのタイミングでしなければいけないのですが、上手く取り入れればチワワにとって負担のないやり方です。
噛み癖以外にも応用できるチワワのしつけポイント
なかなかしつけが上手くいかない・・そんなときはチワワとの関係性や、しつけをどう行っているのか、考えてみる必要があるかもしれません。
可愛いからといってなんでもチワワ優先にしない。チワワが自分は飼い主より偉いと思っていると、叱っても効果が薄かったり逆に凶暴になってしまったりすることもあります。
叱ってばかりいるとチワワのストレスになりますし、恐怖心が増し、人が怖い・手が怖いといったマイナスな方向に行く可能性があります。ほめるときはしっかりほめて、遊びなどのコミュニケーションもしっかり取ることは大切です。
犬にも触られたくない場所があります。スキンシップに慣れておらず、チワワが不快に感じて噛んでしまうこともあります。また、そういう場合は病院に連れていくために捕まえたとき、ブラッシングなど自分にとって嫌なことがあったときに噛みやすくなる傾向があるようです。
顎の下、耳の付け根などチワワが嫌がらないところを触り、嫌がりやすいとされる口周りやしっぽ、足先は無理をせず徐々に慣らしていきます。
ご家族で飼われている場合、子供には噛んではいけないと教えているけど大人への甘噛みは許してしまっているなど、しつけがその時々で決まっていないとチワワも覚えづらいです。
- しつけの言葉も統一する。短く覚えやすいものがいい
- 家族間や自分でしつけのルールを決めたらそれは守る
- すぐには覚えないのでやり方をコロコロ変えないで続けてみる
噛み癖は絶対この方法で直るというものではないので、チワワの性格やなぜ噛むのかの理由によって合ったものを取り入れることが大切になってくると思います。
私の場合は、小さい頃に可愛すぎて甘やかしてしまい、手に噛みついても一緒に遊んでしまったことが原因だったと今では思っています。反応を変えることに当時は心苦しかったのですが、噛んだら徹底して反応しない、遊びをやめる、痛いと伝えることを続けました。
代わりに噛んでもいいおもちゃをあげて、しっかり遊んであげるなど他のことで愛情を伝えることにしました。すぐには直りませんでしたが、続けていくとチワワも覚えてくれました。
時間が掛かってもしっかり向きあうことが大切だと思いました。
まとめ
- 犬は基本的に噛むのが好き。歯の生え変わり時期はどうしても噛みやすい
- 噛み癖のしつけは、チワワを迎えたときからゆっくり始めてみて
- ダメなものに噛むときには反応しない。噛んでもいいおもちゃで遊んだりチワワとの関係性を見直して
噛み癖についてお伝えしてきましたが、子犬の歯がゆい時期はどうしてもピタっと噛み癖は直らないと思います。
しかし、時間は掛かってもしつけを続けることで、こういうルールなのだと覚えてくれると思います。
また、あまり噛み癖だけにとらわれてカリカリせずに遊んであげてストレスを解消してあげたりするのも、いい関係になることには必要だと思います。
チワワの性格によってどんな方法がいいのかは違ってくるとは思いますが、参考になりそうな方法がありましたら是非試して下さい。
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