チワワが暑さに強いのは嘘！？その理由とエアコン対策のNGとは…

最高気温がとうとう40℃を超えることが多くなりましたね…。

日本の夏は温度だけではなく、湿度も高い！人間もバテバテの蒸し蒸しと暑い日本の夏ワンちゃんの暑さ対策はバッチリでしょうか？チワワは原産国が温暖な気候が特徴的なメキシコであるために暑さに強いと思われがちですが、実際はその逆です！

ワンちゃんも人間と同じく熱中症になります。お外ではもちろん、お家の中も注意は必要です。そんな中、比較的暑さに強いワンちゃんも紹介します！また、暑さ対策としてエアコンを使う人も多いかと思いますが、

そこにも注意が必要になってきます。そこで、チワワの身体的特徴を踏まえて、お家の中での暑さ対策、特にエアコンの使用についての注意点を詳しく解説していきます！

一人暮らしなどでお留守番をさせる機会が多い人には特に見て欲しい内容です。

チワワが暑さに強い！？その真相と理由を徹底研究！！

チワワの原産国が比較的温暖な気候のメキシコであると言われ暑さに強いワンちゃんであると思われがちです。では、実際はどうなのでしょうか？

メキシコの中心都市であるメキシコシティは年間を通じて最高気温が平均20℃以上であるために、メキシコは暖かい国というイメージが強いです。そのため、「チワワは暑さに強い」というイメージが付いているのではないでしょうか。

しかし、チワワの原産地であるチワワ州は夏と冬の寒暖差が大きく、夏季の最高気温は30℃前後、冬季は17℃前後とその差はなんと13℃もあるのです！乾燥地帯でもあるので、朝晩は冷え込み、最低気温は夏季で18℃前後、冬季では5℃以下にもなります。

そのため、チワワは暑さに特に強いというわけではないのです。どう考えても日本の夏はチワワにとっては強敵だと思います！！猛烈な暑さと湿気のダブルパンチですから・・・

では、どのような犬種が暑さに強いのでしょうか？

ここでは、比較的暑さに強い犬種4種を取り上げて、共通する特徴を見ていこうと思います。

ローデシアン・リッジバック

1年を通じて温暖な気候のアフリカ南部が原産国であり、狩猟犬として改良された犬種。暑い気候に適した短い毛が特徴的。

ダルメシアン

起源はダルメシア海岸近辺であると言われ、比較的温暖な地域であるため、毛も短い。

バセンジー

中央アフリカ、特にコンゴ共和国が原産。熱帯気候で年間平均気温が25.3℃と温暖な地域で、毛は短い。やはり、年間を通して温暖な国が原産のワンちゃんが暑さに強いということが分かりますね！

特に、どのワンちゃんも毛がとても短いのが特徴的です。チワワにも毛が短い種類がいますが、原産地のメキシコのチワワ州は夏と冬で寒暖差が激しく、冬の最低気温は5℃を下回るほどですので、暑さに特に強いとはいえません。

暑い日にお留守番をさせることもあると思いますが、室内こそ暑さ対策はバッチリしておきたいものです。なぜなら、家の中は空気の循環が少なく、湿気が溜りやすいからです。ワンちゃんはハアハアと口を開いて呼吸することで、唾液の気化熱で体温調節をしています。

湿度が高いと唾液が蒸発しにくく、気化熱で体温をうまく下げることができません。

窓を開けて換気を行ったり、扇風機で空気を循環させたりしましょう。また、エアコンで温度を下げるのも大切です。温度を下げすぎると今度はクーラー病になってしまう可能性があるので、冷たい空気がたまる床に近いところの温度が冷たくなりすぎていないかも気をつけましょう！

お留守番をさせる時は、また別の点にも注意してください！
それはエアコンのリモコンを置く場所です！

リモコンをテーブルの上に置いたまま出かけてワンちゃんが冷房から暖房にしてしまい、亡くなってしまったという記事がありました。私も、テーブルの上にリモコンを置きっぱなしにして5分ほどちょっと目を離していた隙に、エアコンの設定が暖房に切り替わっていて涼しかった室内が暖かくなってきていました。

この記事を見た時は、このままどこかに出かけていたら亡くなっていた可能性があると知り、ぞっとしました。皆さんもエアコンのリモコンの位置、気をつけましょう！

もちろん、水分補給は忘れずにしましょう！

チワワが暑さに強いと言うのはウソです！

チワワがどのような犬種で、なぜ暑さに気をつけなければいけないのかを理解し、暑さ対策をしっかりすることが大切です。エアコンはすぐに部屋の温度を下げてくれるので、とても便利ですが、クーラー病に気を付ける必要があります。

また、お留守番の時にはエアコンの置く場所に特に注意しましょう！
お家の中でも暑さ対策と水分補給をしっかりとして蒸し蒸しとした日本の夏を乗り越えましょう！